お庭の豆知識

オシャレな玄関アプローチを多数紹介!オシャレに見せるポイントも解説

[ 目次 ]

住宅の印象を大きく左右する玄関アプローチ。
「オシャレな玄関アプローチにしたい!」と思われている方も多いのではないでしょうか?
玄関アプローチはデザイン性も大切ですが、安全面や機能面も考慮し考えておく必要があります。
そこで今回は、玄関アプローチの素材や施工事例について画像とともに紹介していきます。
また、オシャレな玄関アプローチづくりのポイントについても紹介するので、空間づくりの参考にしてみてくださいね!

 

玄関アプローチとは

玄関アプローチとは、住宅の門から玄関までの道のりのことです。
住む人にとっては毎日通る場所であり、訪れる人にとっては住まいの第一印象を決める場所でもあります。
つまり、外から見た住宅の印象を左右する「住まいの顔」と言えます。
アプローチをカーブさせて曲線で優雅な雰囲気を演出することで住む人のセンスの良さやオシャレさを表現することもできます。
また、玄関アプローチには防犯の機能もあります。
玄関は人目につきやすい場所なので、防犯のために植栽や樹木を植えたり、門や壁でプライバシーを保護する機能もあります。
その他にも、玄関アプローチの段差をなくしてベビーカーや車椅子にも優しい設計にすることで、バリアフリーの機能をもたせることもできます。
目的に合わせて玄関アプローチをデザインし、利用しやすく快適なものにしていきたいものです。

 

オシャレな玄関アプローチにおすすめの素材

玄関アプローチは素材によって、印象が大きく変わります。
それぞれの特徴についておさえた上で、住宅の外観の雰囲気に合ったものを選びましょう。
紹介する素材は、以下の7種類です。
 

  • 砂利

  • 敷石

  • レンガ

  • タイル

  • コンクリート          

  • 枕木

  • 芝生

一つひとつ、順番に紹介していきます。

 

砂利

砂利の特徴は、主に以下の2つです。

  • 雑草が生えにくい

  • 歩くときに音が鳴るため防犯対策になる       

砂利は雑草を生えにくくしてくれますが、雑草対策の効果をより高めるためには砂利の下に暴走シートを敷くのがおすすめです。
「できるだけ管理はラクにしたい」「草むしりの時間がなかなかとれない」という方は一度検討してみましょう。
また、砂利は歩くときに「ザク、ザク」という音が鳴ります。そのため、訪問する人の気配が分かり、防犯面を重視する方にも良いでしょう。

アプローチのデザイン性を高めるなら、「化粧砂利」がおすすめ。通常の砂利と違い形状が綺麗なのでイメージアップになり、オシャレに仕上げたいときに利用しやすい素材です。
砂利なら敷き詰めるだけで仕上がるため、DIY初心者の方にも気軽に取り入れやすいのも特徴です。
 

敷石

敷石の特徴は、主に2つ挙げられます。

  • 和風と洋風どちらのデザインにも合わせやすい   

  • 割れにくく丈夫

敷石に使われる石は、石灰岩や御影石、石英岩などが使われることが多くあります。石の種類によって雰囲気が変わるので、和のテイストにしたいなら御影石にするなど、好みの雰囲気に合わせて選ぶことができます。
また、石は割れにくいため、木などに比べて耐久性にも優れています。ただし、大理石などは滑りやすいため、滑りにくい加工がしてある石を選ぶのがおすすめ。
デザイン性と機能性の両方から見て納得ができるものを選びましょう。

 

レンガ

レンガの特徴は、以下のようなものがあります。

  • 温かみがある質感

  • 経年劣化が楽しめる               

レンガは自然素材ならではの温もりがあり、経年劣化とともに風合いが楽しめます。同じ茶系のレンガでも色合いのバリエーションがあるのはレンガならではの特徴です。
また、レンガは洋風な雰囲気の住宅に相性が良いです。緑ともよく合うので、植栽がメインのアプローチにしたい方にも向いています。
その他にも、同じサイズのレンガを使えばDIYでも使用しやすい素材という特徴もあります。
ナチュラルでオシャレな雰囲気に仕上げたい方は一度検討してみましょう。
 

タイル

タイルの特徴は、主に2つあります。

  • 色柄などデザインバリエーションが豊富      

  • 汚れが落としやすい

タイルはデザインやカラー、大きさが千差万別です。
色違いを組み合わせて自分らしいデザインを楽しんだり、 同じタイルを使用してシンプルに仕上げたりと自由自在に楽しむことができます。
また、汚れが落としやすいのも特徴です。汚れてもメンテナンス性に優れているため長く綺麗な状態を楽しめます。
注意点としては、タイルの質感によって雨の日に滑りやすくなることがあります。 玄関アプローチのタイルを選ぶ時は、安全面を考慮し滑りにくい加工が施されているタイルを選ぶようにしましょう。

 

コンクリート

コンクリートは、以下のような特徴があります。

  • 他の施工の種類に比べて経済的           

  • 様々なデザインが楽しめる

コンクリートは、 他の施工法に比べて比較的経済的に仕上げることができます。
そのため、予算に限りがある時には最初に検討していきたい素材です。
また、 費用面だけでなく様々なデザインが楽しめるのも特徴の一つ。
  コンクリートといえば無機質でモダンな印象に仕上げるイメージが強いと思いますが、「スタンプコンクリート」という施工法も人気が高まっています。これは、天然石やレンガなどの型をコンクリートに押し当てることでまるで、本物かのような質感を実現することができる方法のことです。
また、カラーも選ぶことができるので、デザイン性を重視したい方にもおすすめです。

 

枕木

枕木の特徴には以下の二つがあります。

  • アンティークな味わいが楽しめる          

  • 植物との相性が良い

枕木は、線路の下に一定間隔で敷かれている素材です。
枕木はアンティークな雰囲気で安価なものも多く、今では玄関アプローチのエクステリアとして人気の素材になっています。木材のため経年劣化はありますが、色褪せた雰囲気に趣が出て、味わいある変化を楽しめます。
最近では、劣化しにくいコンクリート製の枕木も人気です。コンクリート製の枕木は、天然木のように割れたり腐ってしまったりするデメリットがありません。見た目も本物の木そっくりで、品質が安定しているのも特徴です。
また、枕木の魅力は洋風のテイストだけでなく、和のテイストにもマッチすることです。
さらに、玄関アプローチの素材の中でもグリーンとの相性が抜群に良いので、植栽を楽したい方にもおすすめです。

 

芝生・人工芝

芝生・人工芝には以下の特徴があります。

  • 自然の緑を演出                  

  • クッションの役割

芝生は温かみのある緑が住宅のナチュラル感を演出してくれます。
天然芝は季節によって風合いが変わり、四季折々の変化を楽しむことができる素材です。
しかし、雑草が生えてきてしまうため、定期的に手入れが必要になることがネックです。
芝生はクッションの役割もあるので、コンクリートなどに比べると転倒しても衝撃が吸収されるため安全面でも優れています。

一方、人工芝は管理の手間を省きたい方におすすめです。
天然芝のような雑草の手入れは必要ありません。人工芝は好きな形にカットして使用できるため、気軽にさまざまな場所に使うことが可能です。

 

オシャレな玄関アプローチの実例

それでは、オシャレな玄関アプローチの施工事例を写真とともに紹介していきます。
植物と一緒にオシャレな雰囲気にまとめた実例やシンプルでモダンな実例などあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

■施工事例1.

自然石と組み合わせてナチュラルな雰囲気が素敵な例です。
植栽のグリーンや住宅の外観の木材との相性も良く、デザイン性の高い玄関アプローチになっています。

 

■施工事例2.

こちらは敷石とコンクリートを組み合わせた例です。
白を基調とした住宅の上質な雰囲気にマッチして、高級感を感じる仕上がりになっています。石の色合いには濃淡のバリエーションがあるので、オシャレな雰囲気をより一層高めてくれます。

■施工事例3.

こちらは砂利を敷き詰めた例です。
白い砂利は洋風の雰囲気にもよく合い、住宅外観の落ち着きのあるカラーと合うように、モノトーンでモダンな印象に仕上がっています。
シンプルな玄関アプローチにシンボルツリーを植えることで、ナチュラルさもプラスされています。

■施工事例4.

こちらは、数種類の異素材を組み合わせた実例です。レンガは洋風の外構によくマッチします。レンガは茶色系のものが多く時間の経過とともに味わいが増してきます。異素材の組み合わせをすることで、オシャレで味のある玄関アプローチに仕上がっています。

■施工事例5.

天然石の形は、四角や丸、乱形などがあり、ナチュラルな形を楽しめます。自然素材ならではの温かみのある質感により、コンクリートの無機質になりがちな印象に柔らかさがプラスされています。

■施工事例6.

砂利をベースに異素材の組み合わせをしている例です。
あえて配置をズラすことでデザイン性が高く、ポイントカラーが目をひきます。趣がでていて歩くのが楽しくなりそうな雰囲気を感じますね。

■施工事例7.

こちらは芝生・敷石・タイルなど多種類の素材を組み合わせた例です。
プロの手により、異素材同士が上手く混ざり合い、とてもオシャレで優雅な雰囲気を演出しています。アプローチを曲線にすることで空間の奥行きも感じます。

■施工事例8.

こちらも異素材を組み合わせた玄関アプローチの例です。
真っ白なコンクリートもワンポイントが入るだけで、デザイン性が高く印象的な仕上がりになっています。茶色のレンガが全体を引き締めていてとてもオシャレです。

■施工事例9.

こちらは同じ素材でも色を変えることでオシャレなアプローチに仕上がっています。
モノトーンがベースの住宅の外観によく似合うような色使いになっています。全体的にシックでシンプルモダンで上質な空間に仕上がっていますね。

玄関アプローチをオシャレにする3つのポイント

たくさんある素材の中から気に入ったものが見つかったら、次はどのような玄関アプローチにするかを考えていきましょう。
この章では、オシャレな玄関アプローチを考える時のポイントを紹介していきます。

「憧れ」と「機能性」を両立できるように、次のようなポイントを考えながら計画を進めていきましょう。
先に、玄関アプローチをオシャレにするポイントを3つ紹介します。

ポイント1. 奥行きや立体感を出す                

ポイント2. 曲線を取り入れる

ポイント3. お手入れのしやすさを考える

一つひとつ解説していきます。
 

ポイント1. 奥行きや立体感を出す

玄関アプローチをオシャレにするポイントの一つ目は「奥行きや立体感を出す」ことです。
通路に奥行きや立体感を出すことで、外から見た時にオシャレに見せることができます。
奥行きや立体感を出す具体的な方法は、高低差をつけることです。
具体的には、高さが違う植栽を植えたり、門中やフェンスを設置するなどが挙げられます。
高さのバランスを変えることで、立体的に仕上げることができます。

 

ポイント2. 曲線を取り入れる

玄関アプローチをオシャレにするポイントの一つ目は「曲線を取り入れる」ことです。
玄関と門の位置を少しズラすことで、アプローチが曲線になります。直線ではなくあえて曲線に仕上げて変化をつけることで、オシャレな雰囲気を演出できます。
また、曲線を取り入れることは防犯面においても優れています。
玄関アプローチを直線にすると、家の中が道路から見えてしまいます。玄関を開けたとき、通行人の視線が気になりますよね。
玄関と門の位置を少しずらして配置するだけで家の中まで見えなくなるため、防犯面を重視する方にもおすすめです。

 

ポイント3. お手入れのしやすさを考える

玄関アプローチをオシャレにするポイントの三つ目は「お手入れのしやすさを考える」ことです。
完成当初は綺麗なものの、長くオシャレに保つにはメンテナンスが必要になります。
玄関アプローチの素材によっては汚れやすかったり、雑草が生えやすかったりするものも。例えば、砂利を敷いたけれど雑草が気になるなど、時間が経ったときにどのような状態に変化するのかも確認しておきましょう。事前に手入れの程度を把握しておくことで、オシャレな状態を長く楽しむことができます。

 

まとめ

「住まいの顔」とも言える玄関アプローチ。
訪れる方から見ても一番に目に入る場所です。デザイン面、防犯面ともに理想的な玄関アプローチにするためには、長期的な視点から考えることが大切です。
毎日目にする場所だからこそ、こだわりの詰まった玄関アプローチを実現していきましょう。

 

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