お庭の豆知識

冬の庭をおしゃれに!おすすめの植物や庭づくりを紹介

この記事では、冬の寒さに強い花の種類や冬におすすめの庭のお手入れについて紹介します。

[ 目次 ]

「冬になると花が少なくなって庭が寂しい」「冬の庭をもっとおしゃれにしたいけど、どうしたら良いのかな」と思われている方も多いのではないでしょうか。
冬でも楽しめる植物は、意外とたくさんあります。また、冬の間にお手入れをすることで、春の庭づくりを楽にすることもできます。この記事を参考に、冬に寂しくなりがちな庭を少しでも明るい印象に変えていきましょう。
 

冬の庭におすすめの寒さに強い植物は?

冬の庭におすすめの寒さに強い植物はどのような種類があるのでしょうか。具体的には以下の8種類が挙げられます。

 ■冬の庭におすすめの植物             

  1. パンジー、ビオラ

  2. ガーデンシクラメン

  3. フクジュソウ

  4. ノースポール

  5. ウィンターコスモス

  6. クリスマスローズ

  7. ポインセチア

  8. プリムラ

それぞれ詳しく紹介していきます。お気に入りの植物をぜひ見つけてくださいね。

 

パンジー、ビオラ

冬のガーデニングの定番である、パンジーとビオラ。ガーデニング初心者の方でも気軽に始められる品種です。寒さに強く、冬でも屋外で育てることができます。パンジーとビオラは、花の大きさによって呼び名が変わり、両方ともスミレの品種です。花の大きさが4〜5cm以上の大きい花が「パンジー」、それより小さいものは「ビオラ」になります。両方同じ手入れの仕方で育てることができます。10月頃から5月頃までと花期も長く、黄色や紫など色のバリエーションも豊富です。育てるときはしっかりと日光に当てるようにします。日光不足になると、細くなってしまうので気をつけましょう。

 

ガーデンシクラメン

ガーデンシクラメンは冬の屋外でも楽しむことができ、一般的なシクラメンより小さいサイズの品種です。地植えするときは風通しや日当たりの良い場所を選びましょう。寒さが本格的になる時期には根がはりにくくなってしまうので、秋や寒さが落ち着いた時期に植え付けするのがおすすめです。寒さに強いガーデンシクラメンですが、マイナス5℃以下になると枯れてしまう可能性があります。霜が降りるときは霜よけをするなど寒さから守る対策が必要です。

 

フクジュソウ

フクジュソウは、幸福と長寿を意味しています。お正月の寄せ植えにも利用される幸せを招く花とされ、日本にもともと自生している品種です。2~4月頃に花が咲き、開花期間が長いため「長寿草」と呼ばれることもあります。背丈は15~30cmで、色は黄色や白色、オレンジなどもあります。 フクジュソウは日光を好みますが、乾燥を嫌います。水やりをするときは土が乾きすぎないタイミングで行うようにしましょう。

 

ノースポール

ノースポールは冬のガーデニングの定番の種類です。マーガレットに似たキク科の植物で、日当たりが良く風通しが良い場所を好みます。開花期間は12月〜5月頃で、寒さには強い植物です。頑丈ですが蒸れには弱いため、水はけの良い土に植える必要があります。乾燥には強いので水のやりすぎは禁物です。土がしっかり乾いたら水を与える

 ■​​冬にやっておきたい庭対策

  1. 霜よけをする

  2. 地面に鉢やプランターをおかない

  3. 雑草を抜いておく

  4. 広葉樹を剪定する

  5. 庭木の雪吊りや冬囲いをする

  6. 駐車スペースの雪対策としてカーポートやガレージを設置する

  7. 冬の除雪道具などは物置に保管する

それぞれ詳しく解説します。

 

霜よけをする

冬に必要なのが霜よけです。耐寒性の高い植物でも苗によっては寒さに弱いこともあります。霜柱は、土の中の根を腐らせる原因になります。冬越えをうまくするために、植物の根元を不織布・ビニールなどで覆うなど、霜に当たらないように対策しましょう。
 

地面に鉢やプランターを置かない

冬の間は地面に鉢やプランターを直接置かないようにしましょう。地面に直接置くことで地面からの温度がダイレクトに伝わり冷えてしまいます。鉢やプランターは台や棚の上に置き、地面に置いたまま放置しないようにしましょう。

 

雑草を抜いておく

冬は雑草対策に絶好の季節です。雑草の根が弱くなり、力を入れなくても草抜きができるため、冬の間に雑草処理をしましょう。冬は雑草のほとんどが枯れてくるので、簡単に作業ができます。蚊や虫なども少ないため、作業もしやすい季節です。夏は雑草の成長スピードが早いため新たな雑草が生えてしまいますが、冬場は新しく芽が出てくる心配は少なくなります。冬の間に徹底して除草し、スッキリした状態で春を迎えましょう。

 

広葉樹を剪定する

冬は葉が落ちた後の広葉樹を中心に選定しましょう。成長が止まる冬時期に剪定すると、木への負担が少なくなります。葉が落ちているので剪定しやすく、絡んだ枝をカットすることで日が当たるようになり、成長を促すことができます。

 

庭木の雪吊りや冬囲いをする

木の枝を守るために、雪吊りや冬囲いをすることも重要です。水分を含んだ雪が積もるとその重みで枝が折れてしまう可能性があります。葉焼けを防ぎ庭木の枝を支えるために、積雪の多い地域に住んでいる場合は補助として設置するようにしましょう。

駐車スペースの雪対策としてカーポートやガレージを設置する

カーポートには屋根がついているため雪などの影響から車を保護することができ、雨天時に車の出入りをする際も濡れにくいというメリットもあります。「車が少しでも汚れないようにしたい」「車を雨風にさらしたくない」という方におすすめです。また、ガレージ付きのカーポートのタイプもあります。ガレージはシャッターがあるので密閉された空間になり、造りも頑丈なため防犯面でも安心です。

冬の除雪道具などは物置に保管する

冬の除雪道具などは物置に保管すると安心です。物置に保管することで雪や雨に直接さらされて劣化するのを防ぎ、必要な時にすぐに取り出せるのでおすすめです。物置内に棚の設置もできるので、ひと目で使いたい道具が把握できます。豪雪地域でも使用可能な大雪強度のある物置もあります。デザイン面だけでなく、機能面も確認して選びましょう。

まとめ

本格的な冬が到来する前にやっておきたい庭づくり。冬場は庭が寂しくなりがちですが、パンジーやガーデンシクラメンなど耐寒性のある花を植えて、華やかな庭にしていきませんか?冬の間にできるお手入れをすることでいつもと違う春を迎えられるはずです。「毎年冬には除草していなかった」という方も、今年から庭のお手入れを少しでも取り入れていくことがおすすめです。今年の冬は花盛りの庭を楽しみましょう!