お庭の豆知識

カーポートの費用や種類とは?注意点やおしゃれな施工例も画像で紹介

[ 目次 ]

「カーポートの費用がどのくらいかかるの?」
「カーポートを設置したいので施工例を見たい」
という方もいらっしゃいますよね。
この記事では、カーポートの費用や種類、施工例や注意点について紹介します。自宅の外構にぴったりのカーポートを設置するために、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
 

【外構】カーポート・ガレージ・駐車場の違い

駐車場の種類は3つあり、カーポート・ガレージ・駐車場があります。それぞれの違いを見ていきましょう。

カーポート

カーポートは屋根と柱で作られた車庫のことで、壁で囲われていない状態を指します。
カーポートには屋根がついているため雨や雪などの影響から車を保護することができます。また、屋根があることで雨天時に車の出入りをする際も濡れにくいというメリットもあります。「車が少しでも汚れないようにしたい」「車を雨風にさらしたくない」という方におすすめです。

 

ガレージ

ガレージタイプは屋根と壁があり、車庫を造るタイプのものを指します。シャッターがあるので密閉された空間になり、造りも頑丈なため防犯面でも安心です。設置費用は高くなりますが、「車を大事にしたい」「防犯できる車庫にしたい」という方におすすめです。

 

駐車場

舗装したスペースに駐車する囲いがないオープンタイプを駐車場と呼びます。
囲いがない文、施工費用は低価格になり、施工期間も短時間になるのが特徴です。「低価格で駐車スペースをつくりたい」方におすすめです。一般的な舗装方法はコンクリートやアスファルト、砂利などがあります。
屋根がない分雨の日に車を乗り降りする際は濡れてしまうのが難点です。

 

【外構】カーポートの種類
 

カーポートをつくる際は、種類選びから始まります。
カーポートには以下の3種類があります。

 ■カーポートの種類

  • 片側支持タイプ(片流れタイプ)       

  • 両側支持タイプ

  • 後方支持タイプ

一つひとつチェックしていきましょう。
 

片側支持タイプ(片流れタイプ)

片側支持タイプは、柱が片側にのみあるタイプのカーポートです。
柱が片側だけなので、柱が邪魔になりにくく駐車がしやすいメリットがあります。また、駐車スペースが限られていても設置しやすく、施工費用も比較的抑えられるという特徴もあります。
 

両側支持タイプ

両側支持タイプは名前の通り、両側の柱で屋根を支えるタイプです。
両側を柱で支えるため片側支持タイプに比べて安定感があり、積雪時にも強いデザインになっています。雪が多く降る地域の方には両側支持タイプがオススメです。

 

後方支持タイプ

後方支持タイプは柱が後ろにあるタイプのカーポートです。
柱が後ろにある特殊な構造なので柱が邪魔にならずに駐車でき、車の乗り降りがスムーズにできるというメリットもあります。
 

【外構】カーポートの費用の目安

カーポートを設置する際に必要な費用はどのくらいなのでしょうか。
ここでは、カーポートの費用の目安について設置台数ごとに紹介します。

 ■一般的なカーポートの費用              

  • 1台 約10万円~

  • 2台 約20万円~

  • 3台用 約40万円~

 

安いものでは10万円〜になりますが、耐雪強度など機能性やデザイン性が高いものは価格も上がってきます。
積雪の多い地域の場合は、雪に強い耐雪仕様でなければ設置できないこともあります。耐雪仕様のカーポートの価格は、1台20~30万円、2台30~65万円くらいが目安になります。耐雪強度は製品によって異なり、それに伴い価格も異なるので、プロの業者に相談しながら進めていくと安心です。
予算だけでなく耐雪などの機能性、デザインを総合的に見て、適切なカーポートを選んでいきましょう。

カーポートに必要な費用は本体価格だけでなく、設置費もかかります。設置費用は施工業者によって異なるため、見積もりをお願いする際は施工費も含めたトータルの金額でどのくらいになるのか確認していきましょう。

 

【外構】カーポートを設置する際の注意点

カーポートを設置する際はどのようなことに気をつけると良いのでしょうか。
カーポートを設置する際の注意点について紹介します。

 ■カーポートを設置する際の注意点

  • 隣地に配慮する

  • 配管の位置を確認する

  • 人が通る隙間を考慮して設置する       

それぞれ見ていきましょう。

 

隣地に配慮する

カーポートを設置する際、柱の面積も考慮すると広い面積が必要になります。
隣地に近い場所に設置すると、雨や雪などが降った時に屋根から流れた雨や雪が隣地に落ちてしまうことも。
隣地が近い場合は配慮をしないとトラブルになる可能性もあるので、敷地の境界線ギリギリに設置する際は気をつけましょう。
 

配管の位置を確認する

カーポートの柱は、水道管やガス管の上には設置することができません。配管から50cm離れていないと、柱は建てられないようになっています。
対策としては、配管を移動させるか、カーポートの柱を移動させることになります。そのため、設置位置を決めた後に地面の下に水道管やガス管があることが分かると、計画を立て直さなければならない場合もあります。設備配管の位置は、設置する前に必ず確認しておきましょう。
 

人が通る隙間を考慮して設置する

カーポートを設置するときは、車を駐車した時にどの程度隙間が空くかにも配慮しましょう。
面積が狭すぎると、車の乗り降りがしにくく使い勝手が悪くなってしまいます。また、ドアが開いたときにカーポートの柱が邪魔にならないか注意しておく必要があります。カーポートの面積は、ある程度ゆとりをもって確保したほうが良いでしょう。
 

【外構】カーポートの施工例

ここでは、カーポートの施工例を紹介します。
紹介する施工例は、すべて雪に強い耐雪仕様のカーポートです。自宅の外構をイメージしながら、似合うカーポートを探してみてくださいね。

 

■施工例1. ガレージと一体になった事例

こちらのカーポートはガレージと一体になっている特殊なケース。
バイクや自転車などにも使えるので、活用の幅が広くなっています。全体的な色合いも住宅の外観に合わせているのでセンスの良い仕上がりになっています。

■施工例2. 壁の一部に目隠しを設置

こちらは隣家との境目は目隠しを設置したカーポートの事例です。
目隠しがあることで、目線を気にせず車の乗り降りができるように工夫されています。天井の一部が透明になっているため、目隠しをしていても過度な圧迫感を感じにくくなっています。

■施工例3. シックで重厚感があるカーポート

こちらは住宅や外構の雰囲気に合わせてダークカラーのカーポート。
長年使っても雨や土埃などの汚れが目立ちにくく、落ち着いた雰囲気に仕上がっています。敷地に合わせてカーポート屋根をカットすることでその敷地にあった最適な大きさで取り付けることができます。

■施工例4. 日光が当たる設計のカーポート

こちらは一般的なカーポートと違い、天井の一部が透明になっているため陽の光が当たるようになっています。
カーポート内にグリーンを置いたとしても、適度に日光が当たるのも嬉しいポイントです。暗くなりがちなカーポートの中が明るくなり、印象がガラッと変わります。

■施工例5. 近くに植栽があるケース

カーポートは背の高い植栽に当たらないように避けて設置します。カーポートを設置する際には背が低くても、今後成長して伸びる可能性がある植栽がある場合は設置位置に気をつけましょう。こちらはポリカーボネートのパネルを背面に施工することで、カーポート後のお庭スペースをしっかり目隠ししてくれます。お庭スペースを広く有効活用できますね。

まとめ

カーポートと一言で言っても種類は様々。選ぶ際は予算に目が行きがちですが、予算だけでなく機能面とデザイン面も考慮し決めていきましょう。積雪が多い地域の場合は、耐雪強度などの機能面も重要になります。
また、設置する際には隣地に配慮したり配管の位置にも注意が必要です。
後悔のないカーポート選びのために、施工事例も参考にしながらこの記事を役立てくださいね!