お庭の豆知識

坪庭とは?メリット・デメリットや施工事例を紹介

[ 目次 ]

「坪庭ってそもそも何だろう」「坪庭の施工例を知りたい」と思われている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、坪庭のメリットやデメリット、坪庭をつくるときのポイントを紹介します。さらに、施工例を多数紹介するので、坪庭が気になっている方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
 

坪庭とは?

坪庭とは、壁や塀で囲われた小さな庭のことです。和風だけではなく、モダンで洋風な坪庭などバリエーションも豊富。小さなスペースでも開放感があり、身近に自然を感じられる癒しの空間です。また、坪庭は玄関、リビングの周りに多く設置されています。昼間だけでなくライトアップすることで夜も特別な雰囲気を楽しむことができます。

 

坪庭と中庭の違いは?

坪庭と中庭の大きな違いは、役割にあります。
坪庭の主な役割は観賞用です。坪庭に植栽を植えることで四季折々の自然を鑑賞し、楽しむことができます。一方、中庭は様々な用途に適しています。BBQを楽しんだり、ペットが自由に遊び回れるスペースに活用したりなど幅広い役割があります。

 

坪庭のメリット・デメリット

坪庭を設置するか判断する前に、坪庭のメリット・デメリットも知っておきたいですよね!それぞれ詳しく見ていきましょう

 

坪庭のメリット

まずは、坪庭のメリットから確認していきましょう。

坪庭のメリット

  1. 景観を楽しめる

  2. 開放感があり、リラックスできる

  3. 上質さを演出できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

景観を楽しめる

坪庭があると、自宅にいながら自然が気軽に楽しめます。ほっと一息つける癒しのスペースがあると、自宅で過ごす楽しみが増えますよね。坪庭を眺めるだけで心身ともにリラックスできるのがメリットの一つです。

 

開放感があり、リラックスできる

家に坪庭があることで、開放的な雰囲気を感じることができます。例えば、防犯上大きな窓がつくれない住宅などは、坪庭をつくることで自然を感じ安らぐことができますよね。また、坪庭があると家族の交流の場にもなります。

 

上質さを演出できる

坪庭があることで住宅の印象が格上げされ、より上質なイメージに仕上がります。例えば、和室の近くに和風の坪庭を設置すると上品な雰囲気がさらに高まりますよね。坪庭は洗練された上質さも演出したい方にもおすすめです。

 

坪庭のデメリット

坪庭のデメリットはどんなものがあるのでしょうか。主なデメリットを3つ見ていきましょう。

坪庭のデメリット

  1. 定期的な手入れが必要

  2. 建物の面積が狭くなってしまう

  3. コストがかかる

それでは、一つずつ紹介します。

定期的な手入れが必要

趣がある坪庭にするなら、定期的な手入れが必要です。放っておくと木が枯れてしまうことも。雑草対策やできるだけ手間をかけたくない場合は、植栽を選ぶときに手入れが簡単なものを選ぶと良いでしょう。また、植栽は置かず、石を置く方法もあります。坪庭を設置する前に、手入れの頻度も確認しておくと安心です。

 

建物の面積が狭くなってしまう

坪庭の面積を確保すると、当然ながら住宅の敷地面積が狭くなってしまいます。敷地面積が広い場合はあまり気にならないかと思いますが、敷地面積が限られる場合はあらかじめ面積を考慮した上で計画しましょう。

 

コストがかかる

坪庭を作る場合は、どうしても建築コストがかかります。コストは坪庭の面積や形によっても異なります。また、建築時だけでなく、植栽の剪定など美しい坪庭を維持をするための費用も必要になることも。維持費も考慮の上、考えましょう。

 

坪庭づくりの3つのポイント

坪庭をつくるときには、どんなポイントをおさえておいたらよいのでしょうか?坪庭をつくるときのポイントをおさえておきましょう。

坪庭をつくる3つのポイント

  1. 日当たりを確認する

  2. 風通しを確認する

  3. 水はけを確認する

それぞれ詳しくチェックしていきましょう。

 

日当たりを確認する

坪庭は小さいスペースにつくる場合が多く、周囲が塀などで覆われているため、日当たりが悪いことも。しかし、日当たりが悪いからと言ってデメリットになるわけではありません。なぜかというと、植栽によっては日光を嫌うタイプもあるからです。坪庭をつくる際は日当たり具合に合う樹種を選ぶようにしましょう。

 

風通しを確認する

日当たり同様、風通しも悪くなりがちに。特に、地面に近い部分は風が通りにくくなってしまいます。少しでも風通しがよくなるように通気口を作るなど、計画は相談しながら進めていきましょう。また、風通しが悪い環境でも病気にならない強い樹種を選ぶと安心です。

 

水はけを確認する

雨が降って坪庭に水溜りができないよう、水はけも確認しておきましょう。排水溝を設置し、坪庭に溜まった水を外に排泄できるようにしておくと良いでしょう。さらに、坪庭に使用する土も水はけが良いものにすると安心です。

 

坪庭の実例8選

■実例1

飛び石も和風の庭には欠かせません。雑草対策には、砂利が人気。庭全体に砂利を敷くと、除草の手間も省けます。坪庭の雰囲気を明るくしたいときは、白玉のような白色の砂利がおすすめです。

■実例2

小さなスペースにも、灯篭を置くと和風の坪庭を演出できます。苔の種類によって好む日当たりが変わります。忙しい日常の中でも、眺めるだけでも気持ちが落ち着くような坪庭です。

■実例3

コンパクトな空間に坪庭を設け、すっきりと落ち着いた雰囲気になっています。ライトアップする照明があると夜も景観が楽しめます。

■実例4

こちらは、手水鉢がある坪庭。手水鉢とは手や口を清めるために設置されるもので、日本庭園によく見られます。限られたスペースでも豊かな時間を感じることができる、上質な坪庭になっています。

■実例5

色とりどりの植栽により、全体的に明るい印象になっています。植栽に高低差をつけると奥行きを感じ、眺めているだけで気持ちの良い坪庭になります。

■実例6

まるで額縁をつけて絵画のように見える坪庭の実例です。足元のみ坪庭が見えると品がよく、心地の良い空間に。様々な種類の植栽を植えることで四季折々の表情を楽しむことができます。

■実例7

シンプルで洋風な家の雰囲気に合わせた坪庭の実例です。家の外観に合う植栽を選ぶことで、坪庭も洋風に。ガーデンライトがあると、日中だけでなく夜も坪庭の景観を楽しむことができます。

■実例8

こちらはモノトーンなカラーが印象的な坪庭です。砂利を上手く活用することで雑草対策をしながら、デザイン性のある個性的な坪庭が楽しめます。

まとめ

趣のある坪庭に憧れる方も多いのではないでしょうか。坪庭は、自宅の小さなスペースでも癒しの空間をつくることができます。坪庭があると、自宅で過ごす時間がより一層豊かになりますよね。限られたスペースを最大限に活用し、あなたもオリジナルな坪庭を楽しみませんか?

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