お庭の豆知識

おしゃれな庭は「敷石」でつくる!ポイントと実例8選

[ 目次 ]

「庭に敷石を使いたい!」「敷石でどんな庭にできるのか知りたい!」そう思われている方も多いのではないでしょうか?庭や玄関アプローチに敷石を使うとおしゃれで洗練された印象になりますよね!
そこで今回は、敷石でつくるおしゃれな庭づくりを実例を元にご紹介します。これから敷石を使いたいと思われている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
 

敷石(シキイシ)のメリットは?役割を紹介

おしゃれな庭づくりに人気の敷石。メリットを3つご紹介します。

景観の向上

敷石は素焼きの石や天然石など施工場所に合わせて使うと住宅が映えて、おしゃれな外構になります。洋風和風問わず幅広く対応することができるので、 使い勝手が良い素材です。 

雑草対策になる

敷石を敷くと雑草が生えにくくなるメリットもあります。おしゃれなだけでなく、とても実用的です。 敷石を敷くときに、敷石と敷石の間を埋めるようにして敷くことで雑草がより生えにくくなります。

天候に左右されにくい

庭に土がむき出しになっていると、雨の日に地面がぐちゃぐちゃになり歩きにくくなることも。敷石を敷くことで雨の日に水が溜まって泥場になるのを防ぐ役割があります。 天候に左右されず、歩きやすい庭になり、庭を使う機会が増えます。

 

敷石の種類は?

敷石の種類はさまざまですが、その中でも特に人気のある種類をご紹介します。あなたの理想に合わせてぜひ選んでみてください。

■コンクリート平板

コンクリート平板は、丈夫で水はけも良い素材です。駐車場やテラスなど、強度によって平板の厚さを決めます。一般的には3〜8cmのものが多く使われています。また、低コストでオシャレなデザインになるのも魅力で、洋風和風どんな雰囲気にもよく合います。

■FRP(繊維強化プラスチック)

FRP(繊維強化プラスチック)とは、ガラスなどの繊維を樹脂と合わせて加工した素材です。軽くて扱いやすいのが特徴。まるで本物のようなレンガ風や天然石風の質感になり、洋風和風どんな雰囲気にもマッチします。

■磁器タイル

磁器タイルの特徴は、お手入れしやすいこと。表面の汚れがついても落ちやすく手入れがしやすいです。また、色や柄など種類もさまざまで、個性的な庭に仕上げることもできます。部分的に取り入れてアクセントにも使える素材です。

■素焼きタイル

素焼きタイルとは、レンガやテラコッタなど、土を練り合わせて作られた後に焼き固めて作られたものです。そのため、一つひとつに風合いが変わります。洋風の雰囲気に良く似合い、ガーデニングとの相性も良い素材です。

■天然石

天然石は、自然の石をカットしたものです。丈夫な素材でナチュラルな仕上がりになります。洋風和風どちらの雰囲気にもマッチするので幅広いデザインに対応することができます。経年劣化とともに、天然石ならではの風合いを感じることができます。

 

敷石をおしゃれにするポイントは?

せっかく敷石を使うなら、おしゃれに取り入れたいですよね!
おしゃれにするポイントは、住居の雰囲気に合う敷石を選ぶことです。
どんなに気に入った敷石でも、住居全体の雰囲気にマッチしないものを選んでしまうと違和感のある仕上がりになってしまうことがあります。
素材を何種類か使うときも敷石の色合いを合わせるなど、全体の雰囲気に合うものを選びましょう。雰囲気に合わない突飛なものを避けるだけでも、統一感がでておしゃれに見えます。

 

敷石を使ったおしゃれな実例集

それでは、実際に敷石を使った例をみていきましょう!

敷石×平板を使った実例

■実例1 緑を楽しみながら歩ける道

敷石の通路で歩きやすくなっていて、飽きのこないシンプルなデザイン。気品あふれる空間が演出されています。植栽のエリアと通路のエリアが分けられていて、緑を楽しみながら歩くことができる道になっています。

■実例2 和風でシックな雰囲気に

和風の雰囲気によく合う敷石。砂利との組み合わせでシックな印象もあります。丸い飛び石は、ゆっくりとした足取りで景色や石の並びを楽しませながら、目的の場所へと誘導します。

■実例3 色調をまとめやわらかい印象に

敷石にさまざまな色を使用しても全体の色調がまとめられているので、統一感があり品よく見えます。暖色系の石色が柔らかい印象を与えています。曲線を取り入れると、趣がありやわらかい雰囲気に。

■実例4 乱形石でダイナミックさをプラス

明るめの色合いの敷石を使うことで洋風の玄関アプローチに良く似合います。また、乱形石を使っているのでおしゃれなこだわりが感じられます。歩いていて思わず注目したくなるようなオリジナリティあるスペースになっています。

■実例5 レンガを使って温かみのある小道に

レンガは洋風でアンティーク感を感じる雰囲気にぴったり。まるで絵本の中にあるような印象で歩いた先に何があるのかワクワクする道になっています。経年劣化とともに色合いが変わっていくのも楽しみです。

 敷石×コンクリートを使った実例

■実例6 シンプルでスマートな敷石にデザインをつける

周囲の植物はグリーン一色でシンプルですが、コンクリート平板でモダンなイメージに仕上がっています。2色にすることでデザイン性も高く、スマートで洗練された印象に。曲線やデザインなど変化をつけると雰囲気の良い仕上がりになります。

■実例7 コンクリート平板にデザイン性をプラス

単調になりやすい駐車場も、敷石とコンクリートにデザインが入るだけでふと目を引く印象になります。冷たい印象になりがちなコンクリートに敷石を使うことで温かみが出ています。

■実例8 ブラウンベースで周囲の雰囲気とマッチ

パズルのように敷き詰められた敷石。ピタッと合うように敷き詰められています。住宅や砂利の色調にも合い、見た目も美しく見えます。他と被らないオリジナルなスペースです。

 

DIYでもできる?置くだけでできる敷石

ホームセンターなどで敷石を購入すれば、DIYで敷石を使うこともできます!
DIYは低コストで仕上げることができ、自分の好きなようにデザインできることが魅力ですが、当然ながら材料選びからデザインまで自分で行う必要があります。

「自分もできるかも」と思う方も多くいらっしゃいます。しかし、いざ始めてみるとなかなかの重労働になり、想像以上に大変と感じることも。
DIYをするかどうかは、コストの安さだけでなく「モノづくりが好きか?」「作業が好きか?」という視点で考えることがおすすめです。
「始めたはいいもののなかなか進まない...」「途中で挫折してしまった...」ということにならないよう判断しましょう!

 

施工業者に敷石を依頼したほうがいい?

結論から言うと、広いスペースで挫折した方や、DIY後の仕上がりに不満がある人はプロにお願いするのがおすすめです。また、自分で上手くできるか不安な方は、プロを頼ってみてはいかがでしょうか?
敷石の選び方、敷き方、取り入れ方など、細かなところまでプロに相談することで、安心して進めることができます。また、施工だけでなく気を付けるポイントやメンテナンスも教えてもらうこともできます。
庭づくりは住んでいる間ずっと使い続けるもの。プロに頼むと一時的に費用は必要になりますが、後悔のない理想的な仕上がりにもつながります。
 

まとめ

敷石といっても千差万別です。見た目だけでなく、使いやすさなどにも配慮しながら決めていくとより満足のいく仕上がりに近づきます。
お庭に敷石を敷くだけで雰囲気がガラリと変わるので、自分の希望に近い敷石を選んでオリジナルの庭づくりを楽しみましょう!